文章比較の使い方
使い方
何を比較できるか
DiffToolは、2つの文章を見比べて、変更された文字を探すための無料ツールです。契約書の改訂箇所や翻訳文の修正箇所など、元の文章と新しい文章を自分で確認したいときに使えます。入力した文章はブラウザー内で比較し、比較のためにサーバーへ送りません。
画面を開くと、比較元と比較先に少し異なる例文が入っています。そのまま「比較する」を押して試せます。自分の文章を使うときは例文を置き換えてください。
比較する手順
- 「比較元」に修正前の文章、「比較先」に修正後の文章を入力するか、貼り付けます。
- 「比較する」を押します。入力中には自動比較されません。
- 結果の「比較元」と「比較先」を見比べます。変更が複数あるときは「前の差分」「次の差分」で移動できます。
- 入力を直したあとは「再比較する」を押して結果を更新します。古い結果が残っている間は、入力が変更されたことを画面で知らせます。
例えば、比較元が「納期は5日です。」、比較先が「納期は7日です。」なら、「5」が削除され「7」が追加された箇所を確認できます。結果は文字単位の差分なので、変更の意味が正しいかどうかは元の文章と合わせて判断してください。
差分の読み方
削除された文字は取り消し線と赤系の背景、追加された文字は緑系の背景と枠線で示します。結果の文章は選択してコピーできます。「前の差分」「次の差分」は変更箇所を順番にたどる操作で、文章そのものを書き換えません。
変更された空白・タブ・改行など、見えにくい文字には補助記号を表示します。半角スペースと全角スペース、英字の大文字と小文字も区別します。改行のCRLFとLFだけは、比較するとき同じ改行として扱います。元の入力にある改行は変更しません。
結果が予想と違うとき
- 差分がない場合: このツールの比較ルールでは一致しています。ただし、書式やCRLF/LFの違いまで同じとは限りません。
- 多くの差分が出る場合: 同じ範囲の文章を貼り付けたか、段落の順番やコピー時の改行が変わっていないか確認します。段落の移動は移動として分類せず、削除と追加として表示されることがあります。
- 入力を直したのに結果が変わらない場合: 「再比較する」を押してください。結果は最後に比較した時点の文章を示します。
- 文字数上限を超える場合: 対応する節など、意味のある同じ範囲を両方から取り出して比較してください。範囲外の変更は確認できません。
使う前に知っておきたいこと
各入力は見た目の文字単位で最大10,000文字です。絵文字や結合文字も見た目のまとまりで数えます。片方が空でも比較できます。ファイルの読み込み、比較履歴の保存、結果の共有URLはありません。
DiffToolは変更箇所を見つける補助です。文章の内容が正しいか、法務・翻訳などの専門的な判断が妥当かは判定しません。重要な用途では元の文章と結果を自分で確認してください。
入力や結果の保存方法、Cookieの扱いはプライバシーに記載しています。
ユースケース
DiffToolは、修正前後の文章を照らし合わせたい場面で使えます。以下の例では、入力する文章と、差分を見つけたあとに確認するポイントを紹介します。例文はすべて架空のものです。
契約文の改訂を確認する例
契約書の改訂版を受け取ったとき、元の版と同じ条項を貼り付けて、金額・期限・条件の変更を確認します。
- 比較元: 「支払期限は請求日から30日以内とする。」
- 比較先: 「支払期限は請求日から60日以内とする。」
この例では「3」の削除と「6」の追加が表示されます。数字の1文字だけの変更でも、支払期限の意味は変わります。差分を見つけたら、単語だけでなく文全体と関連する条項を確認してください。DiffToolは契約の妥当性や変更の承認可否を判定しません。
PDFや文書編集ソフトからコピーすると、改行や空白も一緒に変わることがあります。原本の同じ範囲を貼り付けて比較し、意図した修正とコピー時の変化を区別してください。ファイルそのものや書式の比較には対応していません。
翻訳文の修正を確認する例
翻訳の校正後に、どの表現が直されたかを確認します。修正前の訳文を比較元に、修正後の訳文を比較先に貼り付けてください。
- 比較元: 「この機能は利用できます。」
- 比較先: 「この機能は利用できません。」
語尾の短い変更で、文の意味が肯定から否定へ変わります。差分の数が少ないから軽微な修正とは限りません。修正前後の訳文を比較したあと、原文に戻って意味や用語が合っているか確認してください。
翻訳の見直しでは、原文と訳文ではなく、同じ言語の修正前と修正後を入力すると変更箇所を追いやすくなります。DiffToolは翻訳や意味の対応付けを行うツールではありません。
見た目が似ている文字を確認する例
コピーした文章が元の文章と一致しないときや、品番・表記の揺れを確認したいときに使います。見た目では気づきにくい空白や全角・半角の違いも差分として確認できます。
- 「商品 A」と「商品 A」では、半角スペースと全角スペースが異なります。変更箇所に半角スペースは「·」、全角スペースは「□」の補助記号が表示されます。
- 「品番A1」と「品番A1」では、英字と数字の全角・半角が異なります。自動で同じ文字へ変換しません。
- 改行の追加・削除には「↵」、タブの変更には「→」が表示されます。変更されていない空白には補助記号を付けません。
補助記号にポインターを重ねるか、キーボードでフォーカスすると文字名とコードポイントを確認できます。記号は表示上の注釈で、コピーする文章には混ざりません。CRLFとLFの違いだけは差分になりません。
同じに見える文字でも、Unicode上の表現が違う場合があります。例えば「é」1文字と「e」に結合アクセントを続けた文字は、同じ見た目でも同一化しません。意図しない差分が出たら、元のアプリケーションの文字表現も確認してください。
規約・仕様書の改訂を確認する例
利用規約の更新や製品仕様の変更では、同じ条項・項目の旧版と新版を比較します。文書全体を一度に貼り付ける前に、版番号と対象の見出しを確認し、対応する範囲を選んでください。以下は架空の例です。
規約の例:適用される利用者の変更
- 比較元: 「この条件は有料プランの利用者に適用します。」
- 比較先: 「この条件はすべての利用者に適用します。」
「有料プランの」から「すべての」への変更は、条件の対象が広がることを示します。差分を見つけたら、対象者の定義、例外条項、適用開始日も旧版と新版で確認します。DiffToolは条項を意味で対応付けたり、改訂の法的な妥当性を判定したりしません。
仕様書の例:任意項目が必須になる変更
- 比較元: 「送信時、管理番号の入力は任意です。」
- 比較先: 「送信時、管理番号の入力は必須です。」
「任意」から「必須」への変更は、入力しなくても送信できた操作に影響します。入力画面、入力チェック、連携先の処理、操作説明が新しい条件に対応しているか確認してください。文字の差分だけでは、実装が仕様を満たすかは分かりません。
条項番号の振り直しや項目の移動がある場合は、番号だけでなく見出しと内容で対応する範囲を探します。移動した文章は削除と追加として表示されることがあります。本文中の参照先や別表も元の文書で確認し、比較した範囲だけで文書全体の確認が済んだと判断しないでください。
修正の確認を最後まで進める
差分が見つかったら、次の手順で意図した修正か確認します。例として、案内文「受付は9時から17時までです。」を「受付は10時から18時までです。」へ変更する場面を考えます。
- 比較する範囲を揃える。 両方とも同じ案内文を、見出しや前後の文も含めてコピーします。片方だけに見出しがあると、その見出しも削除・追加として現れます。
- 変更箇所を一つずつ読む。 「次の差分」で開始時刻と終了時刻の両方を確認します。最初の変更だけを見て確認を終えると、もう一方の時刻変更を見落とします。
- 変わっていない部分も確認する。 対象曜日や受付方法が前後の文にあるなら、そこも読みます。文字の差分だけでは、変更後の時刻が他の案内と矛盾しないか判断できません。
- 修正は元の文書へ反映する。 比較結果は編集できません。元の文書を直し、最新版を比較先へ貼り直して「再比較する」を押します。入力を直す前の結果で最終確認しないでください。
- 公開する版を確かめる。 確認した比較先と実際に公開する文書が一致するか、元のアプリケーションで見直します。書式、リンク先、画像内の文字はこの比較の対象外です。
長い文書を節ごとに分けるときは、両方の版で対応する見出しを基準にします。確認済みの範囲は元の文書側で管理してください。DiffToolには確認履歴がなく、ページを閉じたり再読み込みしたりすると入力と結果が失われます。